2003年10月29日(水) 09時13分
ドメイン登録者の個人情報保護訴え(ZDNet)
個人や中小企業経営者はドメイン名の取得に当たり、自分の住所や電話番号、電子メールアドレスを明かさずに済むようにすべきだ——。市民団体電子プライバシー情報センター(EPIC)は10月28日、インターネットドメイン監督組織のICANNにあてた書簡でこう訴えた。
現在ICANNは、「Whois」ディレクトリを通じてこうした情報の公開を広く義務付けている。しかしこれがスパム業者やダイレクトメール業者、なりすましに悪用され、ドメイン所有者の個人情報が掘り起こされていると、EPICは指摘する。
「Whoisデータベースの主目的は、ネットワーク問題の解決という、Whoisデータベースが作成された当初の目的から逸脱すべきではない。このデータベースはスパム業者や大量にメールを送信する業者にダイレクトマーケティングの目的で利用されるべきではない」。書簡にはこう記されている。
ICANNプレジデントのポール・トゥーミー氏にあてられたこの書簡には、これまでに21カ国の非営利団体約50が署名しているという。(ZDNet)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031029-00000001-zdn-sci