2003年10月29日(水) 14時30分
「ID屋」に有罪判決 京都地裁、「通信秩序害す」(京都新聞)
他人のID番号やパスワードを不正に使ったとして、不正アクセス禁止法違反などの罪に問われた無職井手宣裕被告(40)の判決公判が29日、京都地裁であった。楡井英夫裁判官は「インターネットの電気通信に関する秩序を害し、オークション詐欺を誘発する犯行だが、反省している」として、懲役2年8月、執行猶予4年、追徴金2万円(求刑懲役3年、追徴金2万円)を言い渡した。
判決などによると、井手被告は、大手プロバイダー「ヤフー」のオークションサイトから他人のID番号とパスワードを盗もうと計画し、昨年9月から11月の間に、自宅のパソコンから計12人の番号とパスワードを使って不正アクセスした。
井手被告は、オークションサイトで使う個人のパスワードを盗み、他人に販売する「ID屋」で、全国で初めて摘発された。(京都新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031029-00000026-kyt-l26