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2003年10月29日(水) 15時18分

外為証拠金取引90人3億円被害か 詐欺容疑 福岡県警、東京の業者捜索西日本新聞

 少額の証拠金(担保金)をもとに多額の外貨を売買する「外国為替証拠金取引」をめぐる詐欺事件で、福岡県警は二十九日、詐欺容疑で同取引仲介業「ファーストクラブ」=東京都渋谷区幡ケ谷=の社長(61)、幹部社員ら計七人の自宅など二十三カ所を捜索、社長らから事情を聴いている。押収した顧客名簿などから、同社は二〇〇一年八月から今年四月までの間、福岡県を中心に約九十人から総額三億数千万円をだまし取っていたとみている。

 調べでは、同社は〇一年十二月から〇二年十月まで、福岡市東区のパート女性(55)ら二人に「外国為替証拠金取引はドルが一円上がれば10%の利益が出る」「百万円で取引すれば一日八百円つく。損は絶対にない」などとうそをつき、証拠金として二人が預けた計二千五百万円をだまし取った疑い。

 県警は五月、福岡市中央区天神一丁目の同社福岡支店を捜索した。事業実態がなく客の返金要求にも応じていないことなどから、当初から金をだまし取る目的で客を勧誘していた疑いが強いとみている。

 県警によると、同社は一九九〇年に、福岡支店は〇一年五月に登記された。現在は、両事務所とも閉鎖されている。(西日本新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031029-00000073-nnp-kyu