2003年10月28日(火) 00時00分
県内産ホウレンソウから使用禁止農薬検出(朝日新聞・)
県は27日、県内産のホウレンソウから農薬取締法違反の農薬フェンバレレートが、食品衛生法の残留基準(0・50ppm)の約5倍の2・52ppm検出されたと発表した。フェンバレレートは食品衛生法では使用が認められているが、ホウレンソウに対しては農薬取締法で使用が禁じられている。
県によると、フェンバレレートを使ったのは萩市内の農家1戸。10月9〜15日に、個人で萩市青果物地方卸売市場にホウレンソウ計197・4キロを出荷。うち、10日に出荷した59キロ(196束)の一部を県環境保健研究センターが検査し、24日に違反が判明した。
フェンバレレートは農薬取締法ではキャベツやハクサイなどには使用できるが、葉への付着量が多いホウレンソウやネギなどに使うのは違反。この農家はキャベツやハクサイなど別の野菜も栽培しており、ホウレンソウには使えないと知らなかったという。栽培中のホウレンソウは自主処分し、ほかの野菜の出荷も控えている。
県は「1日摂取許容量から判断し、健康への影響はない。悪質ではないので刑事告発せず、行政指導したい」とした。
(10/28)
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news02.asp?kiji=3388
|