2003年10月25日(土) 21時32分
「ドン・キホーテ」薬の“店頭通販”中止(読売新聞)
総合ディスカウントストア「ドン・キホーテ」(本社・東京)が、薬剤師が店内にいない深夜・早朝時に、通信販売で認められている医薬品の「店頭カタログ販売」を行っている問題で、同社は25日、一転してこの販売方法の中止を決めたと発表した。26日から中止する。
医薬品の販売については、薬事法で「薬剤師の対面販売が原則」としているが、同社は「薬剤師が確保できない深夜や早朝にも、薬がほしいという消費者の声がある」として、先月からテレビ電話を使って薬剤師が服薬指導を行う方法で医薬品の無料提供を開始。今月からは一部の医薬品についてカタログ店頭販売を始め、来月からは取り扱い医薬品の約9割をカタログに載せ、深夜・早朝のテレビ電話販売を事実上、全面展開するとしていた。
深夜・早朝の医薬品販売については現在、厚生労働省の有識者会議がテレビ電話方式を容認するかどうか、検討を続けている。突然の方針転換について、同社は「カタログ販売は、テレビ電話による医薬品販売を合法的に行うための苦肉の策として始めたが、有識者会議で正式に容認されてから、動くほうが得策と考えた。会議で認められなければ、カタログ販売の再開もあり得る」と説明している。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031025-00000113-yom-soci