2003年10月25日(土) 22時25分
ドン・キホーテ、医薬品「カタログ販売」中止(日経新聞)
総合ディスカウントストア「ドン・キホーテ」が「カタログ販売」と称し深夜早朝帯に店頭で薬剤師不在のまま医薬品を販売している問題で、同社は25日夜、26日から販売をやめると発表した。その理由を同社は「本来目的としていたテレビ電話方式が認められる見通しとなり、カタログ販売を継続する必要はなくなった」と説明している。
同社は10月から東京都内15店で店頭にカタログを置き、薬剤師を置かずに医薬品を販売してきた。11月からは新たに神奈川県、千葉県、埼玉県にある3店でもカタログ販売を開始する予定だった。これに対し厚生労働省は「薬事法が認めるカタログ販売とは違う。調査をした上で厳正な態度で臨む」と問題視していた。
医薬品の販売は薬事法により薬剤師の対面販売が原則となっている。同社は「早朝深夜にも薬を売ってほしい」との要望が強いとして、9月からテレビ電話を通じて薬剤師が対応する方式で大衆薬約20品目の無料提供を開始。これと並行して10月から約50品目の「カタログ店頭販売」を始めていた。 (22:38)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20031025AT1G2502J25102003.html