2003年10月25日(土) 10時12分
事故後、適切処置怠り死亡 共済病院医師を書類送検(共同通信)
警視庁千住署は25日までに、交通事故後の処置が適切でなかったとして、業務上過失致死の疑いで、足立共済病院(東京都足立区)の男性医師(39)を書類送検した。
調べでは、医師は2001年2月、バイク事故を起こした飲食店従業員の男性(33)を診療。胸部エックス線撮影で左肺が損傷を受けた「血気胸」の状態が確認できたのに適切な処置を行わず、男性を死亡させた疑い。
血気胸は胸部の外傷で肺の一部が損傷し、胸部にたまった血液と空気が肺を圧迫する状態。呼吸困難にならないように血液を抜く穴を開ける手術をすることもある。
男性は事故から2時間後に容体が急変して死亡。千住署には「急死」と届けたが、男性の遺族が医療ミスとして告訴した。医師は「治療に最善を尽くした」と主張しているという。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031025-00000051-kyodo-soci