2003年10月25日(土) 05時24分
責任者の3割が山口組系 頂点へ組織的に収益上納か(共同通信)
指定暴力団山口組系組員らのヤミ金融事件で、2次団体五菱会の実質ナンバー2の梶山進被告(54)=出資法違反罪で起訴=が束ねていた20以上のヤミ金融グループのうち、3割は山口組系の組長らが責任者だったことが25日、警視庁生活経済課などの合同捜査本部の調べで分かった。
捜査本部は、ピラミッド構造になっていたヤミ金融組織の頂点に位置する山口組から、梶山被告らを通して関係する組長らに指示や命令が下り、組織的に収益が上納されていた可能性があるとみて、ヤミ金マネーの流れの裏付けを急いでいる。
暴力団とは関係のない人物が責任者だった残り7割のグループについても、梶山被告がヤミ金融のノウハウを指南し、最終的に収益は山口組に上納されたとみている。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031025-00000016-kyodo-soci