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同級生に売春させていたとして、三重県警鈴鹿署は、同県鈴鹿市の中学3年の女子生徒(14)を児童福祉法違反(淫行=いんこう=させる行為)の疑いで逮捕し、23日送検した。
調べでは、女子生徒は、同級生の女子(14)に「援助交際してでも金を稼いでこい」と指示。7月19日、出会い系サイトを利用させて、同県河芸町一色、トラック運転手大西義弘容疑者(39)=児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑で逮捕=と、同市内のホテルで10万円で売春させた疑い。
女子生徒は7、8人の不良グループのリーダーで被害生徒は逆らえず、4〜7月に8人と売春させられたという。被害生徒は、女子生徒が希望する金額に従い、出会い系サイトに「援交希望。14歳。10(万円)」などと書き込んでいた。稼いだ40万〜50万円はすべて女子生徒に渡していたという。
女子生徒は「金が欲しかった」と容疑を認めている。被害生徒には万引きやけんかも命令し、従わなければ、たばこの火を手に押しつけるなどしていたという。
同市教育委員会などによると、被害生徒は3月、「グループを抜けたい」と担任に相談。学校側は、被害生徒とグループの接点をなくすため、4月のクラス替えで引き離したり、家族や職員が登下校に付き添ったりしていたという。
だが、被害生徒が売春させられていたのは4〜7月で、市教委は「グループと接触しなくなってきたと思っていた時期に事件があったと知り、残念」と話している。
市教委は、鈴鹿署や地域の大型店などにグループメンバーの実名を伝え、喫煙や万引きなどを監視していたという。8月には別のリーダー格の女子生徒が暴行事件で検挙された。(10/24 19:42)