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タイヤ脱落は、車軸とホイールをつなぎ、車軸の周りを回転する「ハブ」と呼ばれる金属部品が破損したためで、県警捜査本部はハブの設計、管理などに関して、同社に何らかの過失があったとの疑いを強めている。
事故は昨年一月十日午後三時五十分ごろ、横浜市瀬谷区下瀬谷三の県道で発生。大型トレーラーの左前輪(直径一メートル、重さ約百四十キロ)が脱落、坂道を約五十メートル転がり、歩道を歩いていた同県大和市上和田の主婦岡本紫穂さん=当時(29)=の背中を直撃。岡本さんは間もなく死亡し、ベビーカーの二男と、手を引いていた長男も頭や手に軽いけがをした。
捜査本部のこれまでの調べで、タイヤが外れた原因はハブの破損であることが判明している。タイヤは、ブレーキドラムごと脱落していた。
捜査本部は現在、ハブの材質や強度、製造方法などを調べるため、県警の依頼を受けた警察庁科学警察研究所が鑑定を進めている。
この事故をめぐっては今年三月、岡本さんの遺族が国と同社などを相手に損害賠償請求訴訟を横浜地裁に起こしている。
一方、事故を受けて同社は、無償点検やユーザーの定期点検などを通じて調査を実施。これまでにトレーラーなど大型車の脱輪を五十件確認している。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20031023/mng_____sya_____006.shtml