2003年10月23日(木) 00時00分
所沢・ホウレンソウ「感謝」込め販売訴訟の発端となった所沢産ホウレンソウ2千束を格安販売する「ご支援ありがとう」チャリティーバザーを所沢市役所で実施した。(朝日新聞・)
◎JAがチャリティーバザー実施 所沢ダイオキシン訴訟の最高裁で、事実上、逆転勝訴した原告農家とJAいるま野が22日、4年8カ月前のテレビ朝日の報道で汚染されているとされ、訴訟の発端となった所沢産ホウレンソウ2千束を格安販売する「ご支援ありがとう」チャリティーバザーを所沢市役所で実施した。
売り場を特設した市役所玄関前には「元気です 所沢市の農産物」の登り旗。1束150円前後が相場のホウレンソウを、2束100円から販売した。正午前から行列ができ、青々としたホウレンソウは次々と売れた。
報道当時、JAは所沢産ホウレンソウの安全を訴えて東京や県内各地の約40カ所でバザーなどを開いた。その最初が同じ市役所前。一審の原告団長だった小高儀三郎さん(61)は「ここが安全を訴えてきた原点。『頑張って』と応援してくれた皆さんへのお礼の気持ちです」としみじみと語った。
買い求めた主婦(68)は「当時は買う気にならなかったけど、いまはいつも買っています」。売り上げの計10万7290円は、市の愛の福祉基金に寄付された。
(10/23)
http://mytown.asahi.com/saitama/news01.asp?kiji=4611
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