2003年10月23日(木) 10時58分
「授業料○、入学金×」…私立7大への前納金返還訴訟(読売新聞)
早稲田、慶応など私立7大学への入学を辞退した元受験生20人が、前納した入学金や授業料計約1800万円の返還を求めた集団訴訟の判決が23日、東京地裁であった。
斎藤隆裁判長は各大学に対し、2001年4月の消費者契約法施行後の入試で合格した13人のうち、授業料を前納し、4月1日より前に入学を辞退した8人について、授業料返還を命じた。入学金については返還を認めなかった。
一方、同法施行前に入試を受けた7人については、入学金・授業料ともに請求を退けた。
判決などによると、原告20人は早稲田、慶応、上智、青山、立正、関東学院、星薬科の7大学のいずれかに合格。しかし、入学金・授業料の納付後に国公立大の合格が決まるなどして、入学を辞退していた。
前納入学金・授業料返還訴訟はこれまで、元受験生約350人が計120の大学・専門学校を相手取って、全国11の地裁などに提訴。今年7月以降、京都、大阪両地裁で計5件の判決が言い渡されていたが、東日本では初めての判決となった。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031023-00000203-yom-soci