2003年10月22日(水) 22時00分
宮崎の神社に寄付申し出 「有栖川宮」かたった男(共同通信)
断絶した皇族「有栖川宮」をかたった男らが詐欺容疑で逮捕された事件で、無職北野康行容疑者(41)が2000年11月、宮崎県高原町の高天ケ原神社を訪ね、「有栖川宮識仁」と名乗り「神社の記念事業に協力したい」などと寄付金集めを申し出ていたことが22日、分かった。
神社関係者によると、北野容疑者は「3年後に40億円を寄付する」と話していたが、その後連絡は途絶え、寄付はなかったという。
神社関係者は、同容疑者を皇族と信じ、申し出を受けた。同容疑者は「有栖川宮」のほかに神社の名を使用し、東京、大阪などに事務所を開設、お札などを販売していたらしい。
神社側は「偽の皇族とは全く知らなかった。事業が進むと思っていたのに残念」と話している。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031022-00000218-kyodo-soci