2003年10月22日(水) 00時00分
「オレオレ詐欺」多発/県警注意 呼びかけ(朝日新聞・)
若い男の声で孫などを装って送金させる「オレオレ詐欺」が県内でも多発している。15〜20日には、県東部を中心に連続して9件(うち未遂3件)発生した。上関町の女性2人がそれぞれ300万円と200万円を振り込んだほか、500万円を送金した男性もいる。県警捜査2課は「安易に要求に応じて現金を送らないで」と注意を呼びかけている。
同課によると、県内で初めて認知した今年6月18日から10月20日までのオレオレ詐欺の発生件数は20件(うち未遂6件)で、被害総額は約1600万円にのぼる。発生場所は、玖珂郡(5件)や豊浦郡(3件)などの郡部が多いという。
被害者の多くは高齢の女性で、電話は「借金の保証人になり金が必要になった」「交通事故を起こして示談金が必要だ」「交際している女性に子供ができて中絶費用が要る」といった内容だ。振込先に都市銀行の口座などを指定し、振り込んだら連絡するよう携帯電話の番号を教えるケースが多い。現金はすぐに引き出されており、銀行口座や電話番号はすべて他人名義だという。
捜査2課は「まず相手に名乗らせ、自分から孫の名前は言わない。どんな要求があっても、必ず孫に確認するか家族に相談して」と話している。
(10/22)
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news02.asp?kiji=3364
|