2003年10月22日(水) 00時00分
BSE感染牛 同居した牛・県内農場が飼育(朝日新聞・)
県畜産課は21日、6日に茨城県内で見つかった国内8頭目の牛海綿状脳症(BSE)感染牛と以前同居していた牛5頭が吾妻郡内の肥育農場で飼われている、と発表した。感染牛とは栃木県大田原市内の育成農場で同居していた。これまで、この5頭に神経症状などの異常は確認されていないという。農水省が22日に検討会を開き、5頭の取り扱いを決める。
同課によると、5頭は生後18〜19カ月の雄のホルスタインで、昨年11月21日に現在の農場に移った。栃木での同居期間や状況などはわからない、としている。
農水省は今月9日、県に5頭の情報を連絡、吾妻家畜保健衛生所の職員が耳票などで同居牛と確認した。目視による臨床検査ではいずれも異常は見られず、健康状態は良好だという。
ただ、今回の感染牛は、たんぱく質プリオンがこれまでと違う「非定型」のため、県は農場に5頭を移動させないよう指示した。農場で吾妻家畜保健衛生所が監視している。県は「8頭目が非定型だったこともあり(今後の5頭への)対応がわからない」と、22日の検討会の判断を待つ。
(10/22)
http://mytown.asahi.com/gunma/news02.asp?kiji=3157
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