2003年10月22日(水) 20時46分
郵便局のパソコンがウイルス感染…石川(読売新聞)
日本郵政公社は22日、北陸支社の郵便業務システムにつながっている石川県内の郵便局のパソコン17台がコンピューターウイルス「ナチ」に感染し、被害拡大を防ぐため、21日午後からこのシステムを公社全体のネットワークから切り離したと発表した。
ネットワークの切断に伴い、インターネットで、配達中の郵便物の位置を知らせる「追跡情報サービス」が、北陸支社管内で引き受け、配達した約5万5000件について利用できなくなった。北陸支社は、管内の全パソコンを回線から切り離して被害状況を確認しており、復旧は23日になる見通し。
「ナチ」は今夏、世界的に被害をもたらした「MSブラスト」の亜種で、感染したパソコンは再起動を繰り返すなどの症状が出る。公社は職員に配備しているパソコンからシステムに感染したと見て経路を調べている。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031022-00000012-yom-soci