2003年10月22日(水) 21時49分
誤検査の製剤220本出荷 輸血用、日赤青森が回収(共同通信)
日赤は22日、青森県赤十字血液センターで献血血液の検査機器に試薬のチューブを誤って接続するミスがあり、正確でない検査データを基に計220本の輸血用製剤を出荷していた、と発表した。
再検査でいずれも安全性が確認されたが、血液センターは念のため出荷先に連絡し、未使用分の83本を回収した。残りの137本は患者に使用済みだった。
日赤によると、誤って接続したのは肝炎感染の目安となる血液中のGPT値を調べる2つの試薬のチューブ。今月11日、業者が検査機器を点検した後、2本のチューブを間違えて本来とは逆につないだ。15日になってセンター職員がミスに気づいたという。
血液センターがこの間に出荷した220本の保管検体を再検査した結果、GPT値はすべて出荷基準の範囲内だった。日赤は献血時に肝炎ウイルス検査のほかGPT検査も行い、基準値以上の血液は出荷していない。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031022-00000215-kyodo-soci