2003年10月22日(水) 22時22分
<医療ミス>「強引な転院で5歳男児死亡」両親が病院提訴(毎日新聞)
今年3月、くも膜下出血で死亡した石浜広輝君(当時5歳)の両親=宇都宮市=らが22日、「強引な転院や人工透析中に血管を傷つけたのが原因」として、自治医科大学(東京都千代田区)や国に1億1162万円の賠償を求め、東京地裁に提訴した。
訴状によると、発熱や肝機能障害などの症状が現れる難病「血球貪食(どんしょく)症候群」(HPS)だった広輝君は昨年12月、体調を崩し自治医大付属病院(栃木県南河内町)で診察を受けた。両親は同病院での治療を希望したが、国立成育医療センター(世田谷区)に転院させられ、人工透析中に血管を傷つけられた結果、肝不全になった。
広輝君は今年1月、再び自治医大病院に移され、生体肝移植を受けて一時症状が改善したが、再度悪化して死亡した。
【小林直】
自治医大病院の話 言い分は裁判で明らかにしたい。
成育医療センターの話 訴状を確認してから対応を協議する。(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031023-00000073-mai-soci