2003年10月22日(水) 21時05分
国交省、車検期間延長に反対=日本版グリーンカードは法務省抵抗−規制改革会議(時事通信)
政府の総合規制改革会議(議長・宮内義彦オリックス会長)は22日、行動計画実行作業部会を開き、車検の有効期間延長と、優秀な外国人スペシャリストに優先的に永住権を与える日本版「グリーンカード」創設に向け、国土交通、法務両省から意見聴取した。
この中で、車検の有効期間(初回3年、それ以降2年)を延長することについて、国交省の峰久幸義自動車交通局長は「事故防止や環境保全」などを理由に反対の立場を表明。また、自動車の品質向上で車検費用が低下しているとの改革会議側の指摘にも、「業者間の競争激化などが原因」と反論した。
一方、改革会議は、外国人永住権制度に関し、米国のグリーンカード制度をモデルに、学者や芸術家、経営者などを対象にした制度の創設を目指している。これに対し、同日の部会で、法務省の増田暢也入国管理局長は「日米の永住許可制度は、それぞれの歴史、国情を反映して異なっている」と、抵抗する姿勢を示した。 (時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031022-00000426-jij-pol