2003年10月22日(水) 12時25分
投票の有無示す名簿流出 岡山市、有権者872人分(共同通信)
岡山市選挙管理委員会が、1999年の岡山県議選の際、投票所の受け付けなどで使った選挙人名簿抄本の一部がコピーされ、外部に流出していたことが22日分かった。同市の872人分で、県議選での投票の有無が分かる。同選管は当時の担当者らから事情聴取して流出経路を調べている。
同選管によると、流出したのは99年4月1日に登録された名簿の40枚分で、岡山市の上道地区の投票所4カ所のうち1カ所で投票する有権者の一部。閲覧可能な抄本同様、住所、氏名などの記載のほか「名簿対照」欄に、投票に来た人には「済」の割り印が、不在者投票をした人には「県議」の印が付けられ投票したかどうか分かる。
同月11日の県議選で利用し、2週間後の市議選でも再利用したが、同18日に開始した市議選不在者投票での記載がなく、この間にコピーされたとみられる。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031022-00000097-kyodo-soci