2003年10月22日(水) 12時28分
「縫合ミスで死亡」と提訴 鳥取大病院で手術の遺族(共同通信)
鳥取大病院(鳥取県米子市)で動脈の血栓除去手術を受けた岡山県津山市の無職男性=当時(59)=が術後に死亡したのは縫合ミスが原因として、妻(65)が国に約1700万円の損害賠償を求める訴訟を22日までに、岡山地裁に起こした。
訴状によると、男性は2001年5月、鳥取大病院で首の動脈の手術を受けたが、翌日、血管の縫合部分から出血して出血性ショックに陥り、再縫合したものの約10日後に死亡した。
妻は「出血しないよう完全に縫合すべき義務があったのに、不完全な縫合をした過失がある」などと主張している。
同病院は「医療ミスはなかった。訴状の内容をよく検討して対応したい」としている。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031022-00000098-kyodo-soci