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県警生活経済課に逮捕されたのは、東京都杉並区の「アルコフィナンシャル」代表、坂田純(23)、従業員、内山貴司(23)、小柳太一(24)の各容疑者。
調べでは、3人は自殺した横浜市の無職男性ら2人に計7万円を貸し付け、法定限度の50〜141倍の計4万9000円の利息を受け取る契約を結ばせた疑い。また、横須賀市の会社員男性(54)ら7人には、計190万5000円を貸し、同12〜125倍の金利計約116万円を取り立てた疑い。
「坂田容疑者個人名義の口座などには約1000人から2億2000万円が振り込まれていた。被害者は関東を中心に3800人程度にのぼるとみて余罪を調べている」(捜査関係者)
自殺した男性は8月に5万円を借り、9日後に手数料を含む利息2万2000円を返済。男性は他の業者からも借金をしており、その後、多重債務者支援組織の助けで自己破産の手続きに入った。
だが、それを知った坂田容疑者らが自殺2日前の同11日、男性宅を訪れ、返済を約束する契約書を書かせた。男性は2日後、「ヤミ金に追われると生きたきもちになりません」などと記した遺書を残し、首つり自殺。妻が同社を同容疑で告訴していた。
坂田容疑者らは昨年4月開業。多重債務者を狙い、ダイレクトメールで勧誘。事務所内で債務者に貸し付けた現金を持たせ写真撮影し、証拠として残していたという。
ZAKZAK 2003/10/21