2003年10月21日(火) 02時03分
有栖川宮名乗る男ら立件へ 披露宴で祝儀など詐取(共同通信)
大正時代に断絶した皇族「有栖川宮」を名乗って結婚披露宴を開き、祝儀などをだまし取ったとして警視庁公安部は20日、詐欺容疑で「有栖川識仁」と称する男(41)ら3人を近く立件する方針を固めた。
ほかに立件されるのは、披露宴で新婦となった東京都文京区の女(45)とイベント企画会社の役員(42)。公安部は男の所在が確認され次第、3人の取り調べを始める。
宮内庁によると、有栖川宮家は桂宮など旧四親王家の1つ。江戸時代初期から約300年、10代続いたが、後継がなく断絶し、高松宮家が祭祀(さいし)を継いでいる。
公安部は男が有栖川宮家と関係があるかどうかを宮内庁に照会、無関係と判明し詐欺容疑での立件が可能と判断した。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031021-00000017-kyodo-soci