悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2003年10月21日(火) 01時14分

チューブ交換ミスで女性患者死亡、医師2人を書類送検読売新聞

 千葉県警捜査1課と船橋署は20日、胃に挿入する流動食チューブの交換作業が不適切だったため、女性患者を敗血症の感染症で死なせたとして、同県船橋市の市立医療センター(清川尚院長)の元脳神経外科副部長(46)と同科部長(51)の男性医師2人を業務上過失致死容疑で千葉地検に書類送検した。

 調べでは、元副部長は昨年2月28日、入院していた同県市川市の女性(当時24歳)の胃に通していた流動食チューブ(直径5・3ミリ)を交換した際、誤ってチューブを胃からはずした上、交換後にチューブが胃に届いているかどうかを確認する検査を怠った疑い。部長は交換作業後に患者の腹部に異変があったのに適切な処置を怠り、放置した疑い。

 女性はチューブがはずれたため、流動食が腹腔(ふっくう)内に漏れ、翌3月1日には腹部から体液が出るなどの異変が出た。しかし、放置されたため容体が急変し、同2日朝、敗血症の感染症で死亡した。女性は2001年9月から同センターに脳内出血の治療のため入院していた。元副部長は昨年3月、同センターを自主退職した。

 清川院長は「2度とこのようなことがないよう、事故の原因を究明するため最善の努力をしている」と話している。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031020-00000212-yom-soci