2003年10月20日(月) 20時14分

ダイヤルＱ２：架空弁護士名でウソ請求　全国で２０件以上（毎日新聞）

　宮崎県内で、架空の弁護士名を使ってダイヤルＱ２の使用料金を請求する詐欺未遂事件が相次いでいる。県警は、２０日までに５件の被害を確認。日本弁護士連合会によると、同名の架空弁護士に関する問い合わせは全国から既に約２０件寄せられているといい、「同様の文書が来たら日弁連に照会を」と呼び掛けている。

　宮崎南署によると、同県田野町の無職男性（５４）あてに今月９日、「松岡法律事務所　弁護士　松岡陽一」の名でダイヤルＱ２の使用料３万７０００円を請求する文書が郵送されてきた。送金先として東京都内の都銀支店口座を指定。「２７日までに入金がない場合には直ちに民事、刑事告訴の法的手段を取る」などの内容だった。

　不審に思った男性が同署に相談。同署が日弁連に照会し、存在しない弁護士名と判明した。他の４件や日弁連への問い合わせも同じ弁護士名で、いずれも今月１０日前後に集中。同一人物が一斉に郵送したとみられ、宮崎南署は「身に覚えがない請求は警察にも相談し、決して振り込まないように」と話している。

　日弁連の連絡先は電話０３・３５８０・９８４１。【佐藤恵二】

［毎日新聞１０月２０日］ ( 2003-10-20-20:14 )

http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20031021k0000m040052000c.html