2003年10月19日(日) 00時51分
秋田魁新報、社長ら処分 新生児欄の名簿提供問題で(共同通信)
秋田県の日刊紙「秋田魁新報」(秋田市)が、新生児を紹介する広告欄に応募した読者の住所など、個人情報を無断で広告主に提供していた問題で、同社の調査委員会は18日、佐藤暢男社長ら計6人を処分した。
処分内容は佐藤社長が3カ月の減俸(10分の2)、中嶋道生広告局長が3カ月の減俸(10分の1)、熊谷清隆広告局次長兼営業部長を1カ月の減給とした。また広告局営業部長代理2人が1カ月の減給、同部次長1人はけん責。
調査結果によると、同社は1984年2月からことし9月19日付の広告欄に応募した読者計5万8515人分の名簿を無断で広告主に提供。広告主は計268社に上るが、何社に提供していたかは確認できなかったとしている。
同社の沓沢伸義総務局長は「報道機関として個人情報の取り扱いには敏感であるべきで、弁解の余地はない。再発防止に取り組みたい」としている。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031019-00000002-kyodo-soci