2003年10月17日(金) 07時54分
排ガス新規制導入で検討会 環境省、専門家ら(共同通信)
環境省は、2005年から実施するディーゼル車の排ガス規制をさらに強化する新規制を導入するため専門家らによる検討会を設置、17日に初会合を開く。04年中に新規制値を定め、07年以降に義務付ける方針。
新規制を導入するのは、燃料の軽油に含まれる硫黄分を10ppm以下に抑えた軽油が07年から全面供給されることにより、硫黄の影響で開発が難しかった窒素酸化物(NOx)を大幅に減らす排ガス処理装置の技術開発に見通しが立つとみられるためだ。
新長期規制と呼ばれる05年からの規制は、発がん性が指摘される粒子状物質(PM)を現行比で最大85%削減することを義務付けるが、米国は07年からPM基準で新長期規制の2分の1に削減する、より厳しい規制を実施する予定。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031017-00000035-kyodo-soci