2003年10月17日(金) 00時00分

Ｏ２６感染　横浜市「給食が原因」断定（朝日新聞・）

　　横浜市青葉区などの幼稚園で多数の園児から腸管出血性大腸菌（Ｏ２６）の感染者が出た問題で、横浜市衛生局は１６日、原因は給食による食中毒と断定、給食を販売した同市都筑区の仕出屋六平の幼稚園給食事業部を同日から再発防止の体制が整うまで営業禁止処分にした。また、同日までにＯ２６の感染者は園児３６６人を含む４４５人にのぼることが明らかになった。

　　同局によると、感染者は青葉区など市内３区の計６幼稚園に及び、給食以外に接点がないこと、発症が短期間に集中していることなどから、給食が原因と断定した。ただ、施設のふき取りや従業員の便による検査では菌は検出されていないという。

　　同局は、６幼稚園のメニューが同じだった９月８日の給食が食中毒の原因とみている。メニューはハンバーグや春巻き、ポテトサラダなどだったという。

　　６幼稚園のほかに、市内の４幼稚園と２保育園でも同じ業者から給食を仕入れていた。しかし、検便検査の結果、感染者は確認されなかった。６幼稚園の感染者のうち１４６人が下痢や腹痛などの症状を訴えたが、入院患者はいなかったという。

（10/17）

http://mytown.asahi.com/kanagawa/news02.asp?kiji=4653