2003年10月16日(木) 20時34分
<大阪>保険金詐欺未遂の男 警察署前に豪邸建築(朝日放送)
自分が死亡したといううその診断書を作り、保険金およそ1億8000万円をだまし取ろうとして逮捕された男が、その保険金を目当てに豪邸を建築していたことがわかりました。
逮捕された男が新築した家は、およそ260坪の広大な敷地に立つ、まさしく「豪邸」と呼べるものでした。しかも男の家は、捜査をあざ笑うかのように堂々と警察の署のま裏の土地に建てられています。新築の家は、大阪・泉佐野警察署の裏に建っています。敷地はおよそ260坪、木造の2階建てで、壁はベージュ色で統一され、周りの建物と比べてもひときわモダンな作りになっています。費用はおよそ6000万円になるそうです。
詐欺未遂の疑いで既に逮捕されている不動産会社会長の佐竹正則容疑者(50)は、保険金詐欺でだまし取ろうとした金でローンを払う予定だったと供述しています。これまでの調べによりますと、佐竹容疑者と共に逮捕された妻とその従業員ら合わせて4人は、今年3月、ゴルフの練習中に倒れ、和歌山市内の病院で急逝心筋梗塞で死亡したといううその診断書を作り、保険会社からおよそ1億8000万円をだまし取ろうとした疑いがもたれています。佐竹容疑者ら4人は、既に別の死亡保険金詐欺でおよそ4億2000万円の現金を手にしていますが、その金は遊ぶ金などに既に消えてしまっているということです。
入居目前にして「御用」となった佐竹容疑者。広い新築豪邸のつもりが狭い留置所へ。何とも皮肉な引越しとなりました。(朝日放送)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031016-00000007-abc-l27