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所沢ダイオキシン報道訴訟での最高裁の差し戻し判決を受けて、テレビ朝日の中井靖治報道情報局長は東京都内での会見で、コメントを読み上げた。「人々の生命や健康にかかわる事項について、国民の知る権利や報道の自由を制約する可能性を含んでいると考えます」
判決では、放送の意義を認める補足意見がついた。「一定の評価はありがたい」。質疑応答で、報道が委縮するおそれについて問われると「現場のスタッフは緊張しているが、慎重な上にも(公共性の高いテーマは)やっていかないといけないと言ってます」。
一方で「音声・映像から受ける印象を頭に入れて番組を構成しなくてはいけない。印象で誤解を与えたのは反省材料だ」と振り返った。
同席した秋山幹男弁護士は「一つでも信頼できるデータがあれば報道に値する。所沢全体が汚染されていると証明しなくてはいけないとなると、報道ができなくなる」と、懸念を表明した。
(10/16 12:09)