2003年10月16日(木) 00時00分
おれおれ詐欺防いだ(朝日新聞・)
女性の振り込み依頼をみち銀行員不審に思い 八戸市小中野1丁目のみちのく銀行小中野支店で、行員が「おれおれ詐欺」の被害を未然に防いでいたことが15日、分かった。現金振り込みに訪れた市内の無職の女性(63)の相談にのった行員が振り込み目的を不審に思い、中止を助言して八戸署に通報。送金間際のお手柄だった。
同行によると、女性宅に8日午後5時ごろ、男の声で「おれだよ」と電話があった。女性が義理の息子かと思って名前を呼ぶと、男はその名を名乗って「車の事故を起こした。19万円送金してほしい」と言った。
女性は9日午前10時ごろ、同支店の窓口で行員に19万円の振り込みを依頼した。振り込み目的を不審に思った行員は「おれおれ詐欺」が相次いでいることを説明し、中止を助言。午後3時ごろ、男から再び電話がかかってきた際に女性が「義理の息子と声が違う」などと話すと、男は電話を切ったという。
同行は全国的に多発する「おれおれ詐欺」防止を目的に、高齢者が1人で振り込みに訪れた際には会話の中で振り込み目的などを聞き取るよう各支店に通達していた。
(10/16)
http://mytown.asahi.com/aomori/news02.asp?kiji=5331
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