2003年10月16日(木) 11時07分
<ヤミ金>集中取り締まりで125件検挙 1カ月で昨年の半数分(毎日新聞)
警察庁は16日、「ヤミ金融対策法」の一部施行にあわせて集中取り締まりを行った9月中のヤミ金事件の摘発状況をまとめた。検挙件数は125件(検挙者数233人)で、1カ月間で過去最悪だった昨年1年間(238件)の半数を超えた。また、被害額は約72億円に上った。
このうち、より悪質なケースに当たる「無登録・高金利」で摘発されたのは約半数の61件。暴力団が関与していたのは約3割の35件だった。
摘発例としては、暴力団幹部が債務者に「来週までに利息を払え」と法定金利の20倍を要求して逮捕(熊本)▽無登録業者が債務者の家族に「延滞料や利子を用意しろ」と法定金利の95倍の支払いを要求して逮捕(福岡)——など。今後も暴力団の資金源ともなっているヤミ金業者の摘発を強める。【窪田弘由記】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031016-00001028-mai-soci