2003年10月16日(木) 11時12分
ヤミ金233人摘発、対策法で6人逮捕…強化の9月(読売新聞)
全国の警察が、ヤミ金融業者の取り締まりを強化した9月の1か月間に、暴力団員70人を含む計233人を摘発したことが16日、警察庁のまとめでわかった。
被害者は6万1361人で、被害額は約72億2000万円。このうち、先月、一部が施行された「ヤミ金融対策法」(貸金業規制法・出資法の改正)の適用を受け、逮捕されたのは6人だった。
今回の取り締まりは、改正法の一部施行を受けたもの。無登録営業の出資法違反や、違法金利を課した貸金業法違反、取り立てに関係する恐喝や住居侵入など、ヤミ金融に絡んだ事件の摘発は125件に上った。中でも、事務所を持たずに携帯電話を使って違法金利で客を勧誘する「090金融」と呼ばれる業者の横行が目立ったという。
借り主の家族に対し、法定利息(1日当たり0・08%)の約95倍に上る利息の支払いを要求した福岡市の無登録業者が、出資法に新設された高金利の要求行為で逮捕されるなど、改正法を適用したケースは福岡、大阪、熊本の3件で、暴力団幹部ら6人が逮捕された。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031016-00000402-yom-soci