2003年10月15日(水) 00時00分
手術後に男性死亡、自治医大を提訴(朝日新聞・)
さいたま市大宮区の自治医大大宮医療センターで昨年、手術後に亡くなった上尾市の男性(当時28)の妻子が、死亡は手術ミスが原因だったとして、同大学を相手取り、14日までに、逸失利益など約8734万円の損害賠償を求める訴えをさいたま地裁に起こした。
訴状によると男性は01年7月から、高熱や腹痛を訴えて入退院を繰り返し、慢性ウイルス感染症と診断された。投薬治療の効果が不十分だったため、主治医らは02年10月、骨髄移植手術を実施。手術の翌日、男性は出血性ショックなどで死亡したという。
遺族側は、手術の際に中空の針を刺し血を抜く「穿刺(せんし)」をした部位が当初の予定と違っていたうえ、本来静脈なのに過って動脈に刺したと主張。出血が増えてきた後も、圧迫による止血をしたため血が逆流し、症状を悪化させたと訴えている。また診療記録が改ざんされた疑いも指摘している。
同センターは「詳細は裁判の中で主張する」とした上で「診療記録改ざんの指摘は、誤解と考えている」と話した。
(10/15)
http://mytown.asahi.com/saitama/news02.asp?kiji=4581
|