2003年10月15日(水) 21時03分
日航、身障者運賃6割減 国際線ストレッチャー利用(共同通信)
日本航空は15日までに、身体障害者らがストレッチャー(車輪付き移動ベッド)を使う際の国際線運賃を、現行より最大で約6割安くすることを決めた。「高額すぎる」として障害者支援団体が要望していたもので、近く国土交通省に運賃改定を申請、早ければ年内にも実現する。
同社によると、割引率は時期やルートで異なるが、最大のケース(オフシーズン、35日以上前に予約)で、成田−ロンドンが従来の往復186万1600円から64万円になる。
要望していた障害者支援団体「ベンチレーター使用者ネットワーク」(札幌市)の佐藤きみよ代表は「まだまだ高いが、手の届く範囲になった。今後も要請を続ける」と話している。
ストレッチャーは座席約10席分のスペースが必要なため、一般の航空運賃の国内線で約3−5倍、国際線で10倍以上と高い設定だった。ただ今回、国内線運賃は現行のまま据え置きとした。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031015-00000235-kyodo-soci