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独製薬大手バイエルの日本法人バイエル薬品(大阪市)は14日、同社の勃起(ぼっき)不全(ED)治療薬「レビトラ」が、先行する米製薬大手ファイザーの「バイアグラ」が十分効かなかった患者にも効果を上げた、との臨床試験結果を発表した。厚生労働省の承認が得られれば、来春にも販売を始める予定で、現在ほぼ市場を独占しているバイアグラを追い上げる。
レビトラはバイアグラと同じメカニズムで、勃起を間接的に阻害する酵素の働きを抑える。日本以外では、今年3月に欧州で販売開始、その後、豪州や中南米でも発売され、米国でも9月から販売を始めているという。販売データは未公表だが、バイアグラとの違いは「海外データでは、早い人で服用後16分と即効性があり、食事の影響も受けにくい」(バイエル薬品)という。厚労省の承認は早ければ、年末か来年初めの見通し。
一方のバイアグラは、全世界で02年に17億3500万ドルを売り上げた。日本では99年に売り出され、個人輸入などを除いても同650万錠(希望小売価格換算で84億5000万円)が売れた。迎え撃つファイザーは「選択肢が増えるのは患者さんに福音。バイアグラには5年の実績とデータの蓄積がある」(同社の日本法人)と自信をみせる。
(10/15 01:41)