2003年10月15日(水) 15時30分
産地に偽り無し?コメのDNA鑑定、依頼急増中(読売新聞)
産地に偽りなし?大忙しのコメDNA鑑定(横浜市の「ジェネティックID」で)
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冷夏によるコメの不作やブランド米の産地偽装事件などを受けて、遺伝子情報から農作物の品種を識別するDNA鑑定を行う民間の検査会社に、コメの鑑定依頼が急増している。
食品や飼料の分析検査会社「ジェネティックID」(横浜市都筑区)には、スーパーなどの小売店や卸売業者、食品メーカーなどから、続々とコメのサンプルが到着。品種は、特殊な処理を施すなどしたDNAをゲル状の物質に垂らし、電圧をかけて現れる「しま模様」の位置によって判定されるが、DNAを抽出する「ローター」と呼ばれる回転台にはサンプルの入った試験管がびっしりとはめ込まれ、朝早くからフル回転の状態だ。
塙章社長によると、秋には様々な農作物の検査依頼が増えるが、今年は特にコメのDNA鑑定の依頼が多いという。東北地方の新米も届き始め、ますます忙しくなりそうだ。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031015-00000305-yom-soci