2003年10月15日(水) 07時07分

職場にクラシック音楽を　効率アップと協会設立（共同通信）

　仕事中にクラシック音楽を流して効率アップを−鳥取県米子市の印刷会社、東京印刷（杉原弘一郎社長）が中心となり、「日本音楽熟成協会」をこの夏設立し、普及活動を広げている。
　協会には県内外の企業や団体など約１００社が参加。「音楽熟成」とは職場でクラシック音楽を流して作業効率を上げる取り組みで、以前よりも集中力が増しミスが減ったり製品の質が良くなったなどの事例が報告されている。
　東京印刷では５年前から会社でモーツァルトの楽曲を流し、製本ミスなどの年間損失額が約７００万円から約１００万円に減ったといい、秋田県の養鶏場でも５月からクラシックを流したところ、ニワトリの産卵数が約１割増えたという。
　同協会理事長も務める杉原社長は「クラシックを聴いて仕事に良い結果が出れば会社も元気になり、ひいては日本再生の切り札になるかもしれない」と意気込んでいる。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031015-00000022-kyodo-soci