2003年10月14日(火) 08時59分
ネット上の問題行為、通常利用上回る速度で増大(ZDNet)
インターネット利用は昨年を通じて増加したが、ジャンクメールや電子商取引詐欺といった問題も引き続き影を落としているとの調査結果を10月13日、米VeriSignが発表した。
この調査はVeriSignがインターネットの重要部分に関する自社の業務を通じてデータを収集した。
それによると、8月の第1週にVeriSignのDNSシステムに送られたクエリーの数は前年比50%増だったのに対し、電子メール用のDNS参照は245%増加した。この伸びはほとんどがスパムメールによるものだと、同社情報セキュリティ担当副社長ケン・シルバ氏は説明する。
「インターネットの利用件数は伸び続けているが、インターネット上の危険な行為はそれをしのぐ勢いで増大している」とシルバ氏。
VeriSignによると、2003年4〜6月期の電子商取引件数は、1業者当たり前年比で平均17%の伸びとなった。しかし、インターネット上の詐欺も増加を続けて全取引の6.2%を占めるようになり、現実世界の1%を大きく上回っているとシルバ氏は指摘している。(ZDNet)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031014-00000010-zdn-sci