2003年10月14日(火) 20時24分
2訴訟で元信者の勝訴確定 統一教会の違法勧誘など(共同通信)
違法な勧誘で入信させられたり、霊感商法を強制されたなどとして、元信者が統一教会に損害賠償を求めた2件の訴訟で、最高裁第二小法廷(亀山継夫裁判長)は14日までに、統一教会の上告を退ける決定をした。
勧誘活動の違法性を認定し、北海道と千葉県、東京都に住む元信者の女性17人に計約2950万円を支払うよう命じた札幌高裁判決と、兵庫県と埼玉県の元信者の男女3人に計約700万円を支払うよう命じた大阪高裁判決が確定した。決定はいずれも10日付。
1審札幌地裁、2審札幌高裁判決によると、女性17人は会社員や学生だった1985−91年に、路上アンケートなどで勧誘され、セミナーなどを経て入信。高額の献金をしたり印鑑などの訪問販売に従事した。
17人は、違法な勧誘で入信させられ青春時代を奪われたとして提訴していた。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031014-00000203-kyodo-soci