2003年10月12日(日) 16時47分
シジミ流通見直しへシンポ 宍道湖産偽装でも問題化(共同通信)
シジミの研究者や漁業関係者による全国シジミシンポジウムが17、18両日、青森県上北町・小川原湖近くの体育館で開かれ、国内最大産地の島根県・宍道湖産のヤマトシジミ偽装事件でも見直しを指摘された流通体制などを話し合う。
宍道湖産の偽装事件は7月に発覚。島根県斐川町の卸会社「丸三出雲」が中国産を混入したシジミを宍道湖産と偽って出荷したとされる。
漁協を通さず、卸業者が直接漁師から仕入れる仕組みが偽装につながったとして、漁協で漁獲量と流通量が把握できる共同販売体制を求める声が上がった。
シンポジウムでは、既に共同販売を実施中の小川原湖漁協などが卸業者を介さずに出荷したり、採った漁師が分かるようにシジミに番号札を付けたりしている取り組みを紹介。共同販売が資源保護だけでなく、ブランド維持にも成果を上げつつあることを報告する。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031012-00000061-kyodo-soci