2003年10月10日(金) 00時00分
BSE牛 県、4頭に絞り込む(朝日新聞・)
県北部で生まれた牛が国内8頭目の牛海綿状脳症(BSE)だった問題で、県の対策本部は9日、01年10月25日に大田原市の育成農家が買った子牛4頭のいずれかが、感染牛であることを確認した。これらは四つの酪農家で生まれた牛で、県では取引書類などから出生牧場の特定作業を急いでいる。
対策本部のこれまでの調べで県北の四つの酪農家までは特定できていたが、そのうちの各農家の1頭ずつであったことがわかった。これらの農家と取引のある家畜商や育成農家から聞き取り調査し、出荷伝票や入荷伝票などを確認した結果、確認できたという。
今後も、主に取引関係の書類で確認を取っていき、最終的には1頭に断定していくという。
今回感染した牛は、01年10月25日に県北の市場で取引された。生後約7日〜10日だったという。その後、大田原市の育成農家で約7カ月にわたって育てられた後、福島県の肥育農家の元で育てられ茨城県に出荷され、食肉処理の際に感染が見つかった。
これを受け栃木県と福島県は、家畜伝染予防法に基づいて、移動制限の指示を出した。このため、福島県の肥育農家の牧場にいる約200頭と、県北の4酪農家(計158頭)、牛を育てた県北の育成農家(250頭)の移動が制限されている。
(10/10)
http://mytown.asahi.com/tochigi/news02.asp?kiji=3692
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