2003年10月10日(金) 15時10分
セキュリティパッチ偽装メール認知度は33%(japan.internet.com)
参考記事 にもあるが、Microsoft のセキュリティパッチを装った Eメールで、大量送付される新型ウイルスが感染を拡大している。そこで、
インターネットコム株式会社 と
株式会社インフォプラント では、セキュリティパッチを偽装したメールに対するユーザーの対処法についての調査を行った。
その結果、セキュリティパッチを装うメールを受け取ったユーザーは、300人のうち20人も存在することが分かった。受け取ったユーザーのほとんどがメールを削除し、また、Web で調べたりしているので、大事に至らなかったのだろう。
調査対象は、Windows PC を使用している、全国の20代〜60代のインターネットユーザー300人。年齢層分布は、 20代が29%、30代が42%、40代が19%、50代が8%、60代が2%だった。
まず、「マイクロソフトのセキュリティパッチを装ったウイルスメール」を知っているかどうかたずねてみたところ、知っていたユーザーは全体の33%、100人で、「最初に知ったのはどこか」という質問に対し、「オンラインニュースなど Web サイト」が66%、新聞が11%、テレビが10%。
また、知っていた100人のうち実際に受信したことがあるのは21%の20人だった。
受信後、ユーザーがどういう行動をとったか複数回答で聞いたところ、「そのメールは削除した」のは17人、「どういうものか Web で調べた」のは10人。「Web で調べた」ユーザーが一番役に立ったサイトとして挙げたのは、「ウイルス対策会社のサイト」が一番多かった。
調査結果から、偽装メールは広範にばら撒かれているようであるが、インターネットユーザーはウイルスに関する情報にかなり敏感になっており、実際の感染に至る場合は少ないことがうかがわれる。(
調査協力:
株式会社インフォプラント )
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