2003年10月10日(金) 08時38分
殺害告白の男と異例の面会 被害者の母、高松刑務所で(共同通信)
長野県生坂村のダムで1980年に同県麻績村の会社員小山福来さん=当時(21)=が水死体で見つかり、服役中の男が殺害を告白した事件で、小山さんの母親(67)が10日までに高松市の高松刑務所を訪れ、男(54)と面会した。男は謝罪した。遺族が刑務所にいる加害者に面会するのは異例。
長野県警は6日に殺人容疑で男を書類送検したが、刑事訴訟法の公訴時効(15年)はすでに成立している。
面会は長野県警の仲介で9日に実現。男は最初「どうでもいい」という口調だったが、母親が「話してくれてありがとう」と言い続けるうちに態度が和らいだという。
母親は約2時間の面会を振り返り「追及するようなことは言わないようにした。最後に『申し訳ない』と言ってくれ本当によかった。心のどこかにずっとやましさがあったと思う。いろいろな思いが胸をよぎり、朝まで眠れなかった」と話した。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031010-00000034-kyodo-soci