悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。
また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。
新幹線の品川駅開業後1週間の東京—大阪間の、JRと航空会社の集客争いは「空」に軍配が上がった。旅客数は前年同期比で、JR東海が3%増だったのに対し、全日本空輸(羽田—伊丹間)は26%増、日本航空システム(同)も4%増だった。全日空は増便と企業に的を絞った積極的な営業活動が成功した。
JR東海によると、増発したのぞみは108%伸びたが、本数が減ったひかりは50%減、こだまは1%減だった。新幹線品川駅の利用は1日平均5万1000人と、開業前に見込んでいた6万人を下回った。
航空会社は、のぞみ増発と品川駅開業に対抗して、前日まで予約可能な特定便割引運賃制度を活用したほか、12月中旬まではマイルが2倍になるキャンペーンを実施。企業訪問で出張時の空路利用を呼びかける営業活動も展開した。とくに、増便数の多かった全日空の伸びが目立った。
昨年は10月1日に台風で空路に欠航便があり、航空会社の伸びには、この反動が含まれているとみられるが、「昨年の欠航は朝方だけで影響はわずかだ」(全日空)としている。(10/09 09:01)