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温州ミカンやイヨカンの果肉を包む内皮に、脂肪を分解し、体内への吸収も抑える働きがあることがわかったと、ポンジュースを製造しているえひめ飲料(松山市)と愛媛大総合科学研究支援センターの辻田隆広助教授が8日、発表した。両者の共同研究によるもので、えひめ飲料は「ダイエットにもつながる」として、内皮を使った商品開発を目指している。
脂肪は消化酵素を使って分解され、体内に吸収される。
試験管に内皮を入れ消化酵素の働きを調べたところ、内皮を多く入れた方が働きが弱まることが確認できた。内皮に含まれる食物繊維の一種、ペクチンが作用している可能性があるという。ラットの脂肪細胞を入れた試験管実験では、内皮の抽出液を加えると脂肪の分解が進むことがわかった。皮下脂肪よりも内臓脂肪への効果が高かったという。
えひめ飲料はジュースを搾る際に出るかすに内皮が多く含まれていることに着目。内皮だけを取り出す技術を開発した。今後、加工した内皮をジュースやパンなどに交ぜた商品の開発にも乗り出す。(10/08 23:26)