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■那須野農協
県北七市町村の畜産業者と取引する那須野農協では、農畜産物生産供給対策本部の畜産委員会のメンバーが集まって、対策会議を開いた。森均畜産課長は「農協で扱うのは和牛がほとんど。和牛でBSEに感染した例はなく、本来心配する必要はないが、消費者の理解がそこまで進んでいるかどうか…。一番心配なのは栃木産の牛肉の値段が下がること。静かに状況を見守ろうと思う」。
■大田原市
感染牛が飼育されていた場所として地名が公表された大田原市では、助役を会長とした対策会議を設置。市民からの問い合わせ窓口を設け、店頭に並ぶ牛肉は検査済みで安全だということを、広報紙などで、あらためて訴えていくことが決まった。また畜産業者の相談にも応じていくという。
■家畜商
大田原市内の牧場に出入りする家畜商の男性は「日本ほど牛肉が安全な国はないの。全部検査するんだから」と強い口調。「でも今日すでに千葉の業者がこっち(栃木)の牛は『食いつきが悪い』と言ってきている」とため息をつく。
感染源については「さっぱり分からない。別の病気の可能性もあるんじゃないか」と首をかしげた。
■県北家畜 保健衛生所
県北家畜保健衛生所(西那須野町)は、職員の獣医師が大田原市内の牛を対象とした検査を行い、病気に感染していないことを示す「非疑似患畜証明書」を発行する。
栃木産の牛肉を扱う東京食肉市場(東京都港区)が、大田原市で出生したり飼育されたりした牛について安全性をアピールするため、証明書の添付を要請してきたことを受け、那須野農協が同衛生所に依頼した。
(大杉 はるか)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tcg/20031008/lcl_____tcg_____001.shtml