2003年10月07日(火) 00時00分
感染原因調査を本格化 BSE8例目で農水省 (東京新聞)
生後23カ月という若い牛が国内8例目の牛海綿状脳症(BSE)の感染牛と確認されたことを受け、農水省は7日、感染原因などの本格的な解明に乗り出した。
病原体の異常プリオン(タンパク質)が国内外で見つかったことのない新タイプのため、農水省は専門家によるBSE技術検討会議を招集、飼料や肥育状況などのデータを集め、調査方法を検討する。
また感染牛が見つかった場合に同じ牧場で共通の飼料を食べた牛の一部を処分するよう指示しているが、今回の異常プリオンは性質や感染力が不明のため、どのような対策が適切か、検討会議の意見を参考にしたいとしている。
農水省は9月末、7例の感染源を英国産の牛やイタリアから輸入した肉骨粉の可能性が高いとする調査結果を公表。「これ以外の感染源が疑われる事例が見つかれば、その都度調査を実施する」としていた。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20031007/fls_____detail__013.shtml