2003年10月06日(月) 07時03分
バイアグラ無許可販売1億円 仙台の社長きょう逮捕(河北新報)
性的不能治療薬バイアグラを無許可で販売したとして、宮城県警生活環境課と大和署は薬事法違反の疑いで、仙台市泉区の60代の会社社長の男の逮捕状を取った。6日にも逮捕する。
県警は社長が1997年ごろから、全国の男性ら1500人近くに、30錠当たり4万数千円で販売、1億円を超す売り上げを上げていたとみて、事件の解明を目指す。
調べでは、社長はことし春から夏にかけ、医薬品販売の宮城県知事許可を受けていないのに、仙台市の男性会社員ら数人に百数十錠を二十数万円で売った疑い。
県警によると、社長はインターネットにバイアグラの輸入代行の広告を出し、ネットやダイレクトメールを通じて注文を受けていた。輸入は偽りで、実際は千葉県の無許可卸売業者らから買っていたとみられる。県警ハイテク犯罪対策室の捜査員がネットで広告を見つけて発覚した。5月に会社事務所を捜索し、パソコンなどを押収した結果、販売先が全国に広がっていることが分かった。
バイアグラの無許可販売をめぐっては、山形県警が7月、宮城県富谷町のビデオ販売業者を、秋田県警が昨年7月、秋田市のアダルトショップ経営者を逮捕するなどしている。
[河北新報 2003年10月06日](河北新報)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031006-00000007-khk-toh