2003年10月06日(月) 18時47分
セレウス菌のリスク評価へ 食品安全委、感染例受け(共同通信)
厚生労働省は6日、調製粉乳中のセレウス菌のリスク評価を食品安全委員会に求めた。同省は委員会の意見を聴いた後、薬事・食品衛生審議会で基準の設定を検討する。
セレウス菌は土や水中など広く自然界に分布し、増殖時に出す毒素が食中毒を起こす。嘔吐(おうと)や下痢の症状があり、軽症ですむ場合が多いが、悪化すると敗血症を起こすこともある。
粉乳との因果関係は不明なものの今年4月に超未熟児のセレウス菌感染症が学会で報告されたことや、米国、オーストラリアで粉乳中の基準が設定、または検討されていることを受けた措置。
日本乳牛協会は、今年9月から、調製粉乳中のセレウス菌を1グラム当たり100個以下とする自主規制を実施している。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031006-00000199-kyodo-soci